この記事では、茨城県の発音についての一般的な誤解を解消します。
多くの人が混乱する「いばらき」と「いばらぎ」のどちらが正しいか、その理由も含めて分かりやすく説明していきます。
実は「いばらき」が正しい読み方とされていますが、「いばらぎ」と間違えて読む人がなぜ多いのか、その背景には興味深い事実が隠されています。
茨城県の名前の誤解:「いばらき」と「いばらぎ」理由を探る
茨城県の名前に関する一般的な誤解は意外にも広がっており、間違えて発音する人は、全体の約3割を占めているそうです。
「いばらき」が正解:茨城県名の由来とその歴史
茨城県の公式な読み方は「いばらき」であることを最初にお伝えします。
「いばらぎ」という読み方は間違っており、茨城県の公式ウェブサイトにも「ibaraki」と記されていることから、「いばらき」と読むのが正しいことが分かります。
最近、なんとなく話題になることがあり「いばらき」が正解なんだろうなと思ってはいたのですが、私も、長い間「いばらぎ」間違えて読んでいました。
ちなみに、大阪府にある「茨木市」も「いばらきし」と読まれており、こちらも「いばらぎ」という読み方は正しくありません。
茨城県の名の起源に関しては、公式ホームページに説明がありました。
言い伝えによると、黒坂命(くろさかのみこと)が、茨(いばら)を使って城を築き、反逆する豪族を討伐したとされています。
「茨で城を築いた」「茨でふさいだ」という意味合いで「茨城(いばらき)」と名付けられたのだそうです。
「城」という漢字の訓読みは「き」となりますが、現代の日本語ではこの読み方はあまり一般的ではありません。
この「き」という読み方は、より古い時代からの言葉として今も残っています。
この表現は、古い時代の言葉の影響を受けており、そのため「いばらき」と読むのが適切です。
「いばらぎ」との間違い:宮城県の読み方と茨城方言の影響
「いばらぎ」という読み間違いがどのように広まったのかについて、宮城県の発音が関係している可能性があります。
通常「城」は「き」と読まれますが、「宮城県」は「みやぎけん」と発音され、「ぎ」という読み方が用いられています。
この現象は「連濁(れんだく)」と呼ばれ、2つの単語が結合する際に、発音しやすくするために、後ろの語の清音が濁音に変わることが理由です。
連濁はたくさんあり、例えば「にぎり+すし → にぎりずし」「ごみ+はこ → ごみばこ」と読まれるのも同じ理由からです。
宮城県につられて「茨城県」も誤って「いばらぎけん」と呼ばれる原因になっていると考えられます。
さらに、キーボードで「いばらぎ」と入力すると「茨城」と自動変換されることが、この誤解をさらに強めているかもしれません。
また、茨城方言の影響も考慮する必要があります。
茨城方言では、通常の「か行」や「た行」が濁音に変わることが多いです。
例として、「私(わたし)」が「わだし」、「できる」が「でぎる」、「無いから」が「ねーがら」となるような発音が挙げられます。
この方言の特徴が、「いばらき」と発音されるべき茨城県が、聞き手には「いばらぎ」と聞こえ、誤った「いばらぎけん」という呼び名が広まる一因となっている可能性が指摘されています。
まとめ
間違えやすい読み方「茨城県」についてお伝えしました。
読み方を調べたきっかけは、家族と一緒にひたち海浜公園へ出かけた際の会話でした。
その時に「今日は茨城県に行くね」という話をしていたのですが、家族の間で「いばらきけん」と「いばらぎけん」という読み方が混在していることに気づきました。
そこで、実際にどちらの読み方が正しいのかを調べてみたのです。
「いばらき」という読み方が正しいことが判明しましたが、成り立ちや、なぜ「いばらぎ」と間違える人が多いのかを理解すると、正しい読み方の習得にもつながりますね。